墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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中央区立泰明小学校 @銀座

前回のつづき。

旧数寄屋橋阪急ビルの東側にある中央区立数寄屋橋公園は、区立泰明小学校と地続きになっていた。(網が境界)

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公園のトイレと背中合わせだが、公園から小学校講堂の美しいカーブが見られる。

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みゆき通りに面した小学校正門。校庭で生徒が集っていた。

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1929年(昭和4年)竣工、設計は東京市の原田俊之助。

中央区明石小学校の設計もされた方。下記のブログに非常に詳しく紹介されていた。

 

以下はWikipediaより一部転載。

震災の教訓から、通常の壁厚が15cm程度であるのに対し、22cmを有する堅牢なつくりとし、第二次世界大戦の東京大空襲の爆撃にも耐え抜き現在に至っている。

その外観は、ツタの絡まる校舎の外壁や、連なる3階の半円形の窓、円形に張り出した講堂、緑を伴うアーチ型の開口を有する塀、“フランス門”と呼ばれる瀟洒なデザインの門扉などの特徴を有し、銀座の街並みに相応しい趣のある建物として愛されている。また、講堂と雨天体操場が上下二層構造となっている点も特徴のひとつであり、隣接する数寄屋橋公園等も一体で計画している点、工夫の凝らされた配置計画などと相まって、都心の狭小敷地にありながら、良好な日照条件と外遊びの空間を確保し、明るく快活な泰明小学校の校風形成の源泉ともなっている。

現在、一連のいわゆる震災復興小学校の中でも、特に中央区立常盤小学校と共に東京都選定歴史的建造物及び経済産業省近代化産業遺産に指定され、歴史的な建造物としても高く評価されている。

 

 リズミカルな窓アーチ。星に泰の字の校章。

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同じくみゆき通りの校舎入口。逆さL字形に校舎が続く。

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現在の建物を施工した錢高組のサイトには、建物が詳しく紹介されていた。平面図や内部写真もある。