墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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「一度は行ってみたい 街並発見 美しい日本の町64」 瀧山幸伸著

著者は「ジャパン・ジオグラフィック」という非営利の教育サイトを2003年から運営されている方。

通信員(協力が必要)かクラスメイト(月/300円)になると、著者や通信員の方々がアップした日本各地の街並や史跡の写真・動画を見ることができます(掲載点数100万点超だそう)

今回本を読ませていただき、「クラスメイト」になってみて、桜満開の「おすすめの訪問先」を見始めたところです。

一度は行ってみたい 街並発見

一度は行ってみたい 街並発見

 

 

本の写真も素晴らしく、訪ねてみたい場所ばかり。

魅力的な知らない町が沢山あって、自分が「知ってるつもり」であったことがわかりました。

前沢(南会津)、井波(南砺)、秋葉街道(飯田)、有松(名古屋)、須賀利(尾鷲)、今井(橿原)、吹屋(高梁)、大森(石見)、宇和(西予)、六郷満山(豊後高田)、出津(長崎)、飫肥(日南)、渡名喜(沖縄)・・・

64ヶ所の一部ですが、みなさんも初めて聞く名が多いのではないでしょうか。

 

関東では、真壁、小幡(群馬の絹道)、桐生、佐原が取り上げられていました。真壁と桐生はこの春訪れたいと思っていた街でしたが、行きたい気分がさらに高まりました。

少し遠いですが、佐渡の宿根木(しゅくねぎ)や大分の杵築(きづき・表紙写真)はとても魅力的ですね。

 

プロフィールによれば、瀧山氏は1955年鳥取市生まれ、東大教養学部で人文地理学を専攻され、三井不動産(株)に勤務されながら、余暇活動として「ジャパン・ジオグラフィック」を主宰。副会長をされている「坂学会」というのも気になりました。

あとがきの「著者の街並発見の秘訣」も興味深かったです。

1、徹底的に粘る(一期一会の気持ちで夜明け前から日没後まで歩くのはもちろん、いろいろな人と話す)

2、どの街も最低でも二度見は必須

3、三食より現場を大切にする

 

自分も単独墳行の場合はこれに近いイメージなのですが、問題は家族旅行でも「昼」をついないがしろにしてしまう傾向があり、昨夏の海外旅行でも、ひとつでも余計にモノを見たい自分と、絶対に食をないがしろにしたくない妻との間で「危ない場面」がありました・・・

みなさまも、同行者がおられる場合は、目的の配分(発見か、味わうのか)に、ご留意ください。