前回のつづき。
京成八千代台駅から4駅目がユーカリが丘駅。京成佐倉の2つ手前になる。
ここで山万ユーカリが丘線に乗り換えた。京成の改札口から2階の通路をそのまま進むとすぐに山万ユーカリが丘駅に出る。
山万はユーカリが丘を開発した不動産会社だが鉄道事業も行っている。開発のやり方についても、40年かけて徐々に進め、ひとつの世代に偏らない(若い世代の流入が常にある)ように工夫をされている(以前にテレビ番組でも取り上げられていた)
3両編成のタイヤ式モノレール(?)だが、車体は小ぶりで「こあら1号」(「鈴木です。」さんを思わず思い浮かべました) という名前からしても遊園地のような雰囲気。乗り心地(ゆれ方、カーブのバンクの感じ)もそうでした。
座席は通勤車両の雰囲気。冷房はないようだ。
ユーカリが丘駅ホームには顔出しパネルもあった。
車体にはいろいろな色のコアラが描かれている。
いざ出発。はじめは高層マンションやショッピングモールの横を抜ける。
路線は、しゃもじ型のループを反時計周りに回る。
「ユーカリが丘」→「地区センター」→「公園」→「女子大」→「中学校」→「井野」→「公園」→「地区センター」→「ユーカリが丘」で15分ほど。
1乗車200円、1日券500円。
これ以上ないシンプルな駅名。ちなみに女子大には研修所(国府台の和洋女子大)しかないようだ。
公園駅をすぎると、左側車窓(ループの内側)にサンクチュアリのような風景が広がる。
千葉県文化財ナビゲーション「ふさの国」をスマホで調べたら、井野駅の近くに古墳がありそうだったので、探索することにした。
ループの西側は台地を掘り下げたところを通る。井野駅で乗ってきた1号を見送る。
来た方向を振り返ったところ。奥は唯一のトンネル。トンネル内にはLEDのイルミネーションがあって、これも遊園地のような雰囲気を醸し出していた。
下車して外から見た井野駅。マンションの管理室のような建物。
一戸建ての住宅が立ち並ぶ一角に、道祖神が祀られていた。
梵天塚という気になる名前のバス停。
バス停の向かいの塚。
周囲をコンクリで固められた土台に出羽三山参拝記念の石碑が立ち並んでいた。
そしてそばの畑には円墳のような塚が。畑の中にあって、はいることはできなかったので遠くから熱い視線を送っただけ。
「ふさの国」には古墳の表示がなかった。
道路沿いの庚申塔。「ふさの国」の方墳表示の場所と重なると思われるので、おそらく井野西谷津1号墳。
そばには造成地。駐車場となるべきスペースに無断駐車されないようにする工夫がダイナミックだった。
上記の場所の近くはユーカリが丘線のトンネル入口だった。
ちなみに、ユーカリが丘の地名由来は公式サイトを見た限りではわかりませんでした。
つづく。