前回のつづき。
郷土資料館は「鯨ヶ丘」と呼ばれる南北に細長い舌状台地上にある。
東西の幅は100mほどで、南北に一方通行の上り下りの二筋の各500mほどの商店街がある。
小さなマンハッタン島のような感じ。
資料館から時計回りに歩いてみた(下の地図は右が北)
梅津会館の北隣の大和田米穀店。入母屋の瓦屋根が立派。
台地の端ぎりぎりに建っている。台地下正面は太田第二高校、その後ろに諏訪神社。
通りを進むと修復中の郷土資料館分館。蔵のような造りで、斜め格子の壁の模様が見事。
建物の北側には、十王坂。鯨ヶ丘にはいくつもの坂があるが、そのうち7つを「太田七坂」と呼ぶ。十王坂もそのひとつだが、名前の由来は不明とのことだが気になる。
太田二高に向かって一直線に下る。
十王坂を上った先の塩町館。とても惹かれたが時間の関係で外観だけ。後で食べログで見たら髙評価の店だった。次の機会で入ってみたい。
立派な構えの店。看板には行政書士事務所とあった。
シンプルなデザインの提灯専門店「栗田」
現役の高瀬理髪店の看板は、左から読む。
お城のようなヤクルトの販売店。
玩具店はカーテンがいたが・・・
2階が蔵のような佐藤運動具店。
川又薬局。創業は慶長5年(1600年)だそうだ。
大高洋服店。
旧稲田屋赤煉瓦蔵 明治43年(1910築造。バーのような看板。
貴重な明治期の三階建て赤煉瓦蔵で、筑波大学の学術調査が行われている。
となりのSunny Sundayの中からはバンド練習をしているような音が聞こえた。
こちらもスポーツ用品店。2つの高校が近いので需要が高いのか。
前島催事場。2階は華道教室として使われているようだった。南東角のデザインを梅津会館と合わせたか。
和菓子の山林堂本店。
その南隣には浄光寺に続く道。
道沿いに大谷石の蔵があった。
製氷店のいかにもな看板。
幟旗が賑やかな浄光寺薬師堂。
静かな本堂。3組の参拝者に会った。
寺務所は城のような玄関。
墓地から、台地東側の眺め。住宅地の久慈川の支流の里川が流れる。
パノラマ撮影。日立の海岸までは正面10kmほど。
竹箒のような境内の公孫樹。後ろの鐘楼には鐘がなかった。
後編につづく。