墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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「久米村(クニンダ)~琉球と中国の架け橋~」展 @沖縄県立博物館

沖縄県立博物館で開催されていた企画展。2014年10月19日まで。大人500円。

久米村(クニンダ)は、沖縄県庁のすぐ北西側、福州園のある現在の久米エリアにあって、明朝時代に福建から「先端技術」を持って移住してきた人々で構成されたコミュニティーだった。(久米島とは無関係)

 

久米三十六姓は、政治・経済・文化的な面から琉球と中国・アジア諸国を繋ぎ、琉球王国の外交や学問・文化の振興を支えたそうだ(博物館パンフより)。

 

空手道のルーツもここにあるという。1609年の薩摩侵攻に抵抗し、その後、清朝に助けを求めたが、日清戦争で日本が勝つと清に亡命した村民もあったとのこと(下の人民日報より)

企画展は、久米三十六姓の子孫でつくる久米崇聖会が、創立100周年事業として共催した。

 

そんな歴史があったとは・・・

展示物は文書類が多かったが、珍しい将棋版や華やかな祭礼の映像などもあり、興味深い内容だった。

 

沖縄タイムスの企画展に関する記事には、仲井真知事も久米村出身であることが書かれていた。

 

久米村は、波上宮と近い場所のようだったので、神社を見た後に街の孔子廟など見ようと行ってみたが、少し北西側のエリアに迷い込んでしまい(那覇市辻2丁目26番付近)、昼から「辻々」に客引きが立つディープな場所を通り抜けただけで、時間切れになってしまった。

 

ディープエリアの墳丘のような公園。左側の案内板を見そびれてしまった。

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丘の中腹にあった坊主神。

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丘の上から海側の眺め。

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珊瑚岩の丘だった。陸側の眺め。

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沖縄編終了。