前回のつづき。
Mansion House駅で下車し、地上に出て西に歩き出すと、セントポール大聖堂が見えてきた。
大聖堂は建築家クリストファー・レンの手により1710年完成した。
この聖堂から南に向かう歩道の先に、ミレニアム・ブリッジ(またもやノーマン・フォスター設計)がかかる。
中央部分がゆるく高くなっており、北正面のセントポール、南正面のテート・モダンの姿が、歩くにつれて変化する。
橋の途中から見たテート・モダン
橋の南端から見たセントポール
周りの建物が、大聖堂の引き立て役になっているように見える。
橋の下では木琴の生演奏。優しい音色が響いていた。
テート・モダン内部。かつて巨大な発電機のあった「タービンホール」での展示。
もともとここは「バンクサイド発電所」で、設計者は、赤い電話ボックスやバタシー発電所を手掛けたサー・ジャイルズ・ギルバート・スコット(1947年と1963年の二度の工事で完成)
使われなくなった発電所を美術館に改造することになり、1994年のコンペの結果でスイス出身の建築家ユニット、ヘルツォーク&ド・ムーロンが勝利し2000年に開館した。(Wikipediaより)
マチスの切り絵やマレービッチの企画展が開催中だったが、時間がなかったので常設展だけ(しかも早足で)回る。
ただしロスコ・ルームでは、しばし寛いだ。6点のシーグラム壁画が見られる(テートでは9点を所蔵)
これを見るのにお金がかからないとは。
千葉県佐倉市の川村記念館のロスコ・ルームでも、7点見ることができる。
DIC川村記念美術館 にわのわ マーク・ロスコ 千葉県佐倉市 - 墳丘からの眺め
テート・モダンの部屋の方が少し小さいが、作品との距離が近く、ベンチがちょうどよい位置にあり、座って堪能させていただいた。
館内にはこのような子供が楽しめる場所も。タブレット端末で書いた絵が壁面に名前とともに投影されメールで画像が送られてくる。
右奥に見えるのは屋外デッキ。川向こうに広がる風景が見られる。
そして予約していた6階のレストランに。
幸運にもテムズ川側の窓際のテーブルになった。
徐々に暗くなっていく。
明かりが目立つようになる。
映りこんでいるのは、自分たちのテーブルと天井の照明。
暗くなるとミレニアムブリッジの青い照明が目立つようになる。
食事の後は、そこを再び歩いて帰った。
橋からの夜景は、川面に光が反射してきれいだった。
4日目終了。