墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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池上本門寺 どどめき橋 @西馬込、池上

西馬込駅南口からのアプローチ。 駅を出て一旦東に向かい、最初の角を南側へ右折する。ゆるい坂道を下りて上ると「貴船坂上」で東西に伸びる尾根道と交差する。

ここを右折してすぐ左折すると本門寺に続く道になる。

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緑の多い坂道を下り、再び上っていくと、本門寺の五重塔(重文)に出る。

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目指すは本門寺の南隣、永寿院にある復元古墳なので、塔から南に続く道を進む。永寿院の門は閉まっていたが、万両塚と、隣り合う堤方権現台古墳はオープンな場所にあり見学することができた。(写真が多くなるので次回に)

万両塚と道をはさんで「妙見堂」があった。

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狭い境内に欅(?)の大木が聳え立つ。

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お堂の前からは台地下に石段が続いていた。

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上記の石段は降りずに、台地の端の道を回りこんでいくと、別の石段に出た。

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石段の途中からは遠く川崎のビル群まで見通すことができた。池上本門寺の寺域は、荏原台の南端にあたり、とても見晴らしがよい。万両塚からは弥生時代の住居遺構も見つかっており、はるか昔から人が暮らしてきた場所。日蓮さんの「土地に対する目のつけどころ」は鋭い。

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石段を降りていくと墓地が現れる。

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下まで降りると「呑川」に沿った道になる。

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道なりに進むと、本門寺の正面参道、総門前に出る。

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この参道を上らずに、西側に回りこんでいくと上り坂になった。

こちらも周囲は墓地。風が出ていて、卒塔婆がカタカタ鳴る音が響く。

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坂を上がると眺めもよくなってくる。

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上りきると、本門寺大堂の裏手に出た。

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ここからも西側の台地下へ続く石段がある。

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石段の途中から、真っ赤に彩られた巨大な宝塔への入口があった。

日蓮聖人が入滅された折に荼毘に付された場所に17.5mの宝塔が建つ。

池上本門寺は「日蓮聖人が弘安5年(1282)10月13日辰の刻(午前8時頃)、61歳で入滅(臨終)された霊跡」であった。

 

江戸時代・文政11年(1828)建立 東京都文化財 

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石段を再び上り、大きな屋根を持つ客殿を横目に見ながら西馬込駅の方へ戻った。

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帰りは「どどめき橋」を渡った。

百反歩道橋を調べていたときに行き当たった、ダーリンハニー吉川さんのブログに紹介されていた場所(※残念ながら404化)

大崎の跨線橋(百反歩道橋) - 墳丘からの眺め

 

南側の標高が高いので、南からのアプローチは「下った先」になる。

まずはバックヤードの上を通る。

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平日の夕刻なので、みんな働きに出ている。

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 特殊車両も見えた。

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と、屋内車庫にいた一編成が動き出した。

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橋の反対側から頭が出る。

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沢山の分岐をくねくねと進んでいくさまに見とれてしまった。

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一旦一番端まで行って、右端の線を折り返すことになる。

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橋の反対側。折り返した線路は地下にはいり西馬込駅となる。

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古墳や寺院よりも、橋の上の滞在時間が長くなってしまった。

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