墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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みそ岩屋古墳 龍角寺古墳群 千葉県印旛郡栄町

前回のつづき。

岩屋古墳から房総のむら入口方向に車道を2~300m戻っていくと、ドラムの里(栄町観光協会交流施設)と道を隔てた反対側位の林の中に「みそ岩屋古墳」がある。

車道から古墳へ続く小道が整備されている。

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 南東斜面に石室が開口部しているが、ロープが張られている。

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 ロープの場所から。

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 ズームしてフラッシュを焚いたら、奥壁も写った。

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石室内に入ることは、以前は禁止にまでは至っていなかった模様。「房総の古墳を歩く」のサイトでは、「石組みに緩みが出て危険なので、内部には入らないこと」の表記に留まっている。

http://www.haniwakan.com/kenkyu/boso/sakae.html

 

埼群古墳館さんのサイトでは、石室内からの綺麗な写真が掲載されている。

http://sgkohun.world.coocan.jp/archive/index.php/sakae_ryu_106/

 

案内板を見逃してしまったので、「房総風土記の丘資料館」で購入したガイドブック(500円)から説明文を下記に抜粋。

 

みそ岩屋古墳(106号墳)

墳丘と石室の測量がされている。出土遺物なし

一辺30~35m、高さ4.7mの台形にちかい形をした方墳で、周囲には5~6mの周溝がめぐっています。墳丘の南東斜面に横穴式石室(両袖式横穴式石室)が開口しています。石室は、岩屋古墳と同様、貝の化石を多量に含んだ凝灰質砂岩の切石をたくみに互目積みしたもので、全長4.35mをはかります。

 

雑草でわかりにくいが墳丘の四周にもロープが張られており、ここも墳丘に上ることは禁止されていた。

 

ところで、「みそ~」という名前については、どこかのサイトか本で、「小さな~」という意味いう説明があったような気がするが、思い出せないでいる。

子供が遊ぶときに小さな子を「おみそ」「みそっかす」として人数カウントしない、というところからだったか。

「何々がミソ」と言うときは「重要とか必須」という意味になるのに逆の意味になる。日本人にとって古くから馴染み深いものだからこそだろうが、興味深い。

 

つづく。