銚子駅前の案内板。駅前の蕎麦屋で遅めの昼食をとった。
ここで家族は銚子電鉄に乗って、いぬぼう駅で落ち合うことにした。
地球の丸くみえる丘展望館は銚子半島の最高地点にある。展望台からは360度の素晴らしい眺めが得られる。
東側、太平洋側の方向。真ん中は犬吠埼灯台。
西側、銚子半島の付け根の方向。左端は海で屏風ヶ浦も見える。右は利根川河口。
つまり、半島の「くびれ部」が眺められる。巨大な前方後円墳の後円部から前方部を見渡す感じ、とは言い過ぎか。
以下はWikipediaによる銚子の地名由来。
「元は銚子口と呼ばれていた。銚子とは小さなつぎ口を持つ酒器の一種である(概観は急須に似る。徳利ではない)。入り口が狭く、中に入るとより広い空間が拡がる地形がよく似ているため、この地名がついたとされる。銚子が行政区画名として町名に使われたのは、1889年(明治22年)4月1日、市町村制が施行されてからである。」
自分は、地面の形が徳利を左を注ぎ口に横倒しにしたようだから銚子としたのだと思っていたがそうではなく、船乗りの目線での水面の形だとは。図と字が反転していた。(話が逸れますが例の有名な壷の絵は「ルビンの壷」というそうです)
展望館には「銚子ジオパーク」を解説、展示するコーナーもあった。下記は琥珀の塊。
銚子は日本で26カ所ある「日本ジオパーク」に指定されている。(日本にある「世界ジオパーク」は6カ所)
銚子ではなんと白亜紀やジュラ紀の地層の露頭が見られる。1億〜2億年前の恐竜の時代。
犬吠埼の自然
http://www.city.choshi.chiba.jp/edu/sg-guide/nature/fieldguide-tisoutokaseki.html
銚子ジオパーク
http://www.choshi-geopark.jp/geo_area_inubousaki.html
展望台から屏風ヶ浦に向かった。
銚子マリーナの西側に、高さ35m〜55mの「海食崖(かいしょくがい)」が約10kmにわたって続いている。崖面に見えているのは、300万年〜40万年前に海底に堆積した地層の「犬吠層群」
舗装されて歩きやすい散策路が整備されている。午後遅いので西側は逆光。
銚子マリーナ側。かつては年間1mのペースで海岸が削られていた(時もあった?)と言われているが、1966年に消波堤が設置され浸食が防がれている。が、土地が守られる一方で崖に植物が生えてこれまでの景観が失われる恐れがあるそうだ。
地層の色が夕日に映える。
イギリスのドーバー海峡のホワイトクリフになぞらえて「東洋のドーバー」と呼ばれているそうだ。(本物の方は3〜5倍の高さ)
http://www.ah-london.com/tours/dover/dover.html
舗装路は途中から古いものになった。ここで引き返した。
新しい舗装路は、311の後で整備によるもののようだ。
この日は、平和で穏やかな浜辺。
波も静かで気持ちがよかった。
帰り道のコンビニで、防犯カメラに作られたツバメの巣と、エサを運ぶ親鳥(のぼり旗の上)を見た。
GW家族墳行、終了。