墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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八代台古墳群 成田ニュータウン(公津原)の古墳①

日曜日の午後、子供が合宿から帰ってくるのを待って、一緒に行こうと思っていたが「宿題が残っている」とのことで今回も単独墳行。

東関道を富里ICで降りて10分くらいのエリア。古来から公津原(こうづがはら:房総の古墳を歩くには公津ヶ原とあるが現地案内板の表記としました)と呼ばれるこの地域に、39基(もとは110基)もの一大古墳群がある。

昨年6月、房総のむらの岩屋古墳を訪れた帰りに、公津原古墳群南端の「瓢塚古墳群」に立ち寄ったが、北側に連なる古墳群は未探訪だった。

http://massneko.hatenablog.com/entry/2013/06/10/094156

今回も「房総の古墳を歩く」のお世話になる。

http://www.haniwakan.com/kenkyu/boso/narita.html

 

はじめに北端の八代台古墳群を訪ねる。

ここは京成電鉄成田空港線「成田湯川駅」という2010年7月に開業した駅から徒歩圏内(500mくらい) ちなみにこの駅はJR成田線と交差しているのにJR側の駅はない。2km弱先に下総松崎(まんざき)駅があるからか?

 

・八代台古墳群(やつしろだい、ちなみに先週行ったのは、八千代・やちよ)

外小台(そとこだい)公園に、芝生で覆われた気持ちの良い古墳群があった。

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古墳群は、公園のもっとも高い場所にある。テニスコートや野球グラウンドもあり、駐車場は満杯だったが、古墳群では人に会わなかった。

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古墳群の隣は桜の広場だった。3週間前はとても賑わったことだろう。

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桜の広場の南側からは広々とした眺望が得られる。

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公園内には前方後円墳1基と円墳7基、方墳1基があった。成田市教育委員会によって個々の古墳には「番号」と全長・高さが、墳形を模した板に書かれていて、とても親切。

・38号墳 前方後円墳 全長23m 高さ2m

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前方部(わずかな盛り上がり)から後円部。

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後円部から前方部。みんながここを目指すので、土が露出している。

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・37号墳 方墳 全長12.5m 高さ1m

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・36号墳 円墳 全長14.5m 高さ1m

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・35号墳 円墳 全長13m 高さ1.5m

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・34号墳 円墳 全長13.5m 高さ1.5m

 

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・33号墳 円墳 全長12m 高さ1.5m

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 ・31号墳 円墳 全長12m 高さ1.5m

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 ・30号墳 円墳 全長10m 高さ1m

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31号墳からは、台地の北側に広がる印旛沼の風景が見渡せた。手前の資材置き場の「作業小屋」は窓がなく、野良猫の家になっていた。この場所も公園広場に整備すると古墳の価値も上がると思われるのですが・・・(一部の古墳ファンの声)

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電車の音がしたのでズームアップしたら「成田スカイアクセス」が写った。新幹線のように滑らかに走る。車窓からは、印旛沼、下総台地、そして台地上の古墳も見えるはず。一度乗ってみて眺めてみたい。

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 続く。

 

追記 こちらの古墳群には同じ月に再訪してしまった。

公津原古墳群 再訪① - 墳丘からの眺め