墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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太田天神山古墳(男体山古墳) 群馬県太田市大字内ヶ島町字天神

前々回のつづく。いよいよ、東日本最大の太田天神山古墳。

山のように大きく、周溝も巨大。

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周溝は、道路(県道2号、東国文化歴史街道)の北側にも残る。

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その道路は、後円部裾を若干削っている。

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圧倒的なボリュームだが、道路と墳丘を隔てるもの、遮るものはなく、開放的で気持ちが良い。

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まず後円部を駆け上る。

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墳丘一番乗り。

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右上、木々の向こうの茂みが女体山古墳。

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後円部から北、山に向かう方向。このずっと先に渡良瀬川がある。

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案内板はくびれ部の鳥居脇にある。

・天神山古墳 前方後円墳 全長210m 高さ12m 5世紀中頃

周堀を含めた墓域は長さ364mにもなる東日本最大、全国で27,8位の規模を誇る。圧倒的な大きさ。

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後円部から南、前方部方向。

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前方部から後円部方向。

春の落葉樹林は気持ちが良い。

杉林のような針葉樹、スダシイのような照葉樹、または竹林に覆われた墳丘とは印象が異なる。落ちた枝が折り重なっていたり、藪やトゲの木もなく、どこでも歩き回れるのは素晴らしいです。

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前方部から南方向。このずっと先に利根川がある。 

前方部の端付近は、あちこち掘られたような跡があり、形がくずれていた。

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何株か黄色い水仙が咲いていた。

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案内板に「表面を渡良瀬川の川原石で葺き上げている」とあるが、落ち葉のせいかあまり石が見当たらなかった。「長持形石棺の一部が露出」も見つからなかった。

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くびれ部に社がある。階段途中に、鳥居が立っていたと思われる石があったが、石室と関係あるのかどうか・・・

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夏はスズメバチが出るようだ。

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グーグルアースで。空から出ないと”鍵形”は、わからない。

 

周溝の外から。広角でないので収まらない。

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同じ場所から後円部方向。

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背中に可愛らしい赤ちゃんをおんぶしながら犬の散歩をしている方に会った。ご近所の女性で、昔は墳丘でよく遊んだそうだ。周溝はすぐ草が茂るのでわざわざ耕運機を使ったりするそうだ。かつては周溝に釣堀もあったそうだ。

桜を見るのだったら「どんじゅさま」がよいと教わる。車で通ったら、小川沿いに桜並木が続くきれいな場所だったが、先があるので車に乗ったまま眺めた。

 

続く。