日曜日、家族同伴で東関東自動車道の東の終点まで行く。
「埼群古墳館」というWEBサイトのお世話になる。
関東各地の古墳についての、網羅性の高い素晴らしいサイト。
エリアごとの「必見」や「お勧め」が抽出できるようになっていて、前から見させていただいていたが、「地図」で位置も特定できることにいまさら気づく。スマホ対応なので、これさえあれば、これまで迷うことはなかった・・・
http://sgkohun.world.coocan.jp/
潮来インターを降りて20分ぐらい。目指す古墳群は、霞ヶ浦と北浦の間の台地上にある。
・大生西部古墳群鹿見塚古墳 前方後円墳 全長58.1m 古墳時代中期
ぴょこんと飛び出た後円部の形が特徴的。
被葬者は、「鹿島神宮と密接な関係のあったオフ氏一族の奥津城であったことは各方面から立証されているところである」とのこと。案内板地図の道は現状とは異なっているようだった。
Wikipediaの大生神社の項では、大生古墳群は大小110余基からなる県下最大規模とあり、各前方後円墳がいずれも大生神社または鹿島神宮を向いているという指摘もある、と記されていて興味深い。
前方部から後円部。コブのように突き出した形になっている。
後円部から前方部。
前方部の高さは低いが、隅がわかるようになっている。
同じ古墳群の、別の前方後円墳を目指すが道に迷ってしまう。
一旦車道に戻ったら、すぐ先左手にあった。
・天神塚古墳 前方後円墳 全長63m
後円部下から。
後円部から前方部。木が伐採されたばかりのようで見通しがよい。
前方部から後円部。
墳丘からの眺め。あまり比高差がない。
反対側の眺め。
墳丘下が公園のように広々としていて気持ちよい。
・大生神社(おおうじんじゃ)
古墳群の近くにあるので御参りする。
立派な参道。巨大な杉。周囲は極相林となっていて県の天然記念物だそうだ。
杉の葉が天井のように覆う。
本殿は、茨城県指定重要文化財。
Wikipediaには、
「鹿島の本宮といわれ古く大和国の飯富(オフ)氏の常陸移住の際氏神とした」とある。祭神は、健御雷之男神(たけみかづちのおがみ)で鹿島神宮と同じ神。
貴重な神事が受け継がれている。
すぐそばに潮来カントリークラブがある。グリーン横のマウントは古墳?
続く。