墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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駄ノ塚古墳 、不動塚古墳 武社国(千葉県山武市)の古墳③

前回の続き。

資料館から成東駅の西にある古墳群を目指す。 

「房総の古墳を歩く」の本に詳細地図もあったので参考にさせていただいた。

http://www.haniwakan.com/kenkyu/boso/naruto.html

火の見やぐらの横の、台地を上る細い道を歩き出す。

民家の間を抜け、切り通しを過ぎてしばらく歩く。最初の分岐は左へ。

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誰もいない道を進む。風がなく音がしない。時折「バサバサッ」と草むらから鳩が飛び立つ音が大きく響く。

 

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次の分岐は右へ。

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しばらく歩いて到着。右の盛り上がりが墳丘。

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墳丘の周りは細い杉の林だが、墳丘上には巨木がくねくねと枝を広げる。

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案内板はないが、祠があった。

・駄ノ塚古墳 方墳 1辺62m 県下第2位の大きさ

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小道の反対側は奥まで下っている。杉林がなかったら見通せるのだろうが、眺望はない。

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小道に戻り、先をすぐ左折し、駄ノ塚西古墳へ。おそらくビニールハウスの向こうの盛り上がり。「墳丘はすでに削平されている」

・駄ノ塚西古墳 方墳 1辺30m 6世紀後半

方墳が隣り合っているとは、貴重ではないか。

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周囲の杉はまさに花粉直前。この写真でくしゃみが出たらすみません。

 

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 一度県道まで戻って、上り口を捜す。田園の中を総武本線が行く。田に水を張る時期はきれいだろう。

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このあと、上り口を探すが見つけられず。「小安いちご園」はあるのだが、「その後ろの道」がわからない。それらしき道があったが途中で深い藪になり撤退した。道の横の家の犬の吠え方が激しくて困った。

本に「別の参考道」があったので、それに従い、駄ノ塚から下りてきた道をまた戻ることにする。

 

 駄ノ塚古墳へ向かう小道の、上りはじめ切り通しのところを左折。

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台地沿いの上り道がある!幸いにも落とした枝を燃やしている方に会えて道をきくことができた。「古墳はこの先にある」と確認できてほっとする。

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安心してどんどん上る。

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台地の上に出たところで左にはいり、林の中に分け入るが見つからない。戻ろうとしたら藪の中で迷ったがなんとか脱出、反対方向に向かい、やっと古墳に遭遇した。

 

・不動塚古墳 前方後円墳 全長63m 6世紀後半

墳丘上も竹が密生していて歩くのに骨が折れる。

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後円部から前方部(いや逆だったか・・)

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確かに、周溝、周堤もある。

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倒木も散乱している。子供が一緒でなくて幸いだった。この日は14度と暖かく、風もなく、雨もなく、恵まれた。野生動物(犬を含む)に出くわさないかと不安になったが大丈夫だった。

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この分岐を左に行って、林にはいって右が正しかった。

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全長90mの前方後円墳である西ノ台古墳が隣接するはずだが、道が見つけられず、またの機会とし、別の古墳群へ向かう。