群馬県の古墳
前回と同様に朝倉・広瀬古墳群に属する八幡山古墳は、国指定史跡で公園として整備されていた。 長軸を北北西ー南南東に向けている。奥の北側が後方部。 石板に刻まれた解説。古墳群中で唯一の前方後方墳。 史跡 八幡山古墳かつては、現在住宅地となっている…
前回の不二山古墳から南東へ600m程移動。 全長がほぼ倍の前橋(天川:あまがわ)二子山古墳は国指定史跡。北側の道からアプローチ。 マップ上でも前方後円形が見て取れる。 広場の北東隅からパノラマで。右が前方部で左が後円部。 後円部の裾に石の説明板が…
王山古墳の見学後は利根川を渡って前橋中心部へ。 前橋駅から東側、両毛線に沿うように(実際は旧利根川の広瀬川に沿って)古墳が点々と残る、朝倉・広瀬古墳群を訪ねた。 初めに向かったのは西端にある不二山古墳。 住宅地の中、駐車場の脇に墳丘はあった。…
前回の遠見山古墳から2kmほど南、大渡町の交差点の角にある王山古墳を訪ねた。 南側、道路の対岸から見た墳丘。 県道10号と105号とが交わる、交通量の多い場所だった。 歩道の脇に、王山(おうやま)古墳と刻まれた石柱がある。 道路際には、復元図が描かれ…
吉岡町の古墳を訪ねた後は南へ3kmほど、利根川右岸を下って前橋市総社町の古墳へ。 以前に見事な石室の宝塔山古墳や蛇穴山古墳などを訪ねたが、遠見山古墳は未探訪だった。 http://massneko.hatenablog.com/entry/2014/10/10/123000 http://massneko.hatenab…
吉岡町役場脇に移築復元された滝沢古墳を見た後は、 グーグルマップ上にも記されている源平山古墳へ向かった。 関越道の駒寄PAのETC出口から東に500mほどの場所。 農道のような道の脇に標柱が立っていた。東側から。 西側から。 墳丘というより、段差に開い…
前回のつづき。 三津沢古墳にあった吉岡町文化財マップに、周辺の2つの古墳が記されていたので行ってみることに。初めは吉岡町役場の近くの滝沢古墳へ。 役場の駐車場に車を停めると川の向こうに墳丘が見えた。 川を渡って墳丘のそばへ。役場側から見た墳丘…
前回の梁瀬二子塚古墳見学後、東に移動して珍しい八角墳の三津屋古墳を訪ねた。 南下古墳群から東に1km半の場所。 南下古墳群へは昨春訪れた。 県道15号から枝道に入ると、三津屋古墳には駐車場もあった。 そこにあった説明板。 群馬県指定史跡 三津屋古墳 …
前回の簗瀬二子塚古墳の前方部墳頂から南西方向の隅を。 その方向、道を隔てた塚の上に、お堂があった。 説明板に惹かれて近寄った。 その内容は興味深いものだった。この場所は古墳(円墳)であった。 簗瀬八幡平の首塚安中市指定史跡 昭和34年10月9日指定…
夏の朝、思い立って群馬の古墳をいくつか見て回った。 先日、文科相へ国指定史跡への答申がなされた簗瀬二子塚(やなせふたごづか)古墳。 左が前方部で、右が後円部。 現在は安中市指定史跡。きれいに整備された見学しやすい古墳。 周溝のそばにあった説明…
前回のつづき。 D号墳の説明板。 南下D号古墳丘陵南斜面に築かれた古墳だが、墳頂部が著しく削平されているため形状は明らかでない。現存する規模は、径約13m、高さは3m程である。墳丘に葺石や埴輪は確認されていない。石室は山石と川原石を混用した乱石積で…
前回のつづき。 沼田からの帰り道にもう一ヶ所、吉岡町の南下(みなみしも)古墳群を訪ねた。 この古墳群も車なら行きやすい場所にある。 関越道の駒寄PAにはETCで出入りできるスマートICが設置されている。南下古墳群へはそこから車で4分。 古墳の周囲は細…
前回のつづき。 藤岡市の白石古墳群見学後は関越道を30分ほど北上して沼田市の奈良古墳群を訪ねた。 この日は車だったので、沼田ICから5分という立地から目的地に選んだ。ICからは雪のついている武尊山(ほたかやま:2158m)を横目に見つつ、カーナビに従っ…
前回のつづき。 伊勢塚古墳は七神輿山古墳の展示館から北に300mほどの位置、セーブオンの裏手にある。暑くなって来たので冷たい飲み物を購入。 店の裏の畑の先に古墳はあった。 県指定史跡の石碑があった。 現地説明板。 県指定史跡 伊勢塚古墳所在地:藤岡…
前回のつづき。 藤岡歴史館見学後、南側に立地する白石稲荷山古墳の花咲く墳頂を目指して歩く。傾斜道を一旦降りて再び上がるところ。 坂を上がった先は少し地面が膨らんでいる。 墳頂の説明板に白石稲荷山古墳の陪塚(ばいちょう)として言及され、藤岡歴史…
前回のつづき。 七輿山古墳の南側の台地上に2基の円墳が仲良く並んでいた。 左(北側)が平井地区1号古墳。 立ち木は墳丘の向こう側にある。 カメラのストラップが写りこんでしまった・・・ 説明板。 県指定史跡 平井地区1号古墳所在地:藤岡市三ツ木字東原249-…
今回からは群馬県。4/14に藤岡市、沼田市、吉岡町の3ヶ所の古墳群を探訪した。 一番見たかったのは初めに訪れた藤岡市の七輿山(ななこしやま)古墳。 4年前の夏に行った国史跡だが、昇寛さんのサイト・埼群古墳館別館: 古墳探訪記群馬を目にして、桜の時期…
前回のつづき。 朝子塚古墳から東国文化歴史街道を東に1.7km、高林の交差点の北西側にある御嶽神社(おんたけじんじゃ)古墳。 全長59.4mの前方後円墳とのことだが現状は円墳のようだった。昇寛さんのサイト(文末)によればもとは100m級の規模で6世紀後半…
前回のつづき。深谷のホフマン輪窯の見学後に立ち寄った。 上武道路で利根川を渡って県道142号(東国文化歴史街道)を東に向うと「牛沢団地入口」の交差点の南東角に大きな墳丘があった。 朝子塚古墳(ちょうしづかこふん) 全長124m、高さ(後円部)は12m…
今回の最後の訪問地。 宝塔山古墳の墳丘上から見た蛇穴山(じゃけつさん)古墳(写真中央) 総社公民館・図書館の駐車場の一部のようになっている。 左が蛇穴山古墳、中央右奥が宝塔山古墳、右が総社公民館・図書館。なんとここに総社資料館代替施設があるこ…
前回のつづき。 今回探訪の総社古墳群の盟主、宝塔山古墳へ。 愛宕山古墳から中学校グランド沿いの細い道をクネクネ行くと、四隅を石垣に囲まれた古墳の角に出くわした。 一辺55mの大きさ。 別の隅には墳丘頂上(11m)への上り口もあった。 墳丘上には「宝…
前回のつづき。 本日のメイン、宝塔山古墳を目指して歩いていると、学校(前橋市立第6中学校)の横に「総社古墳群 見学者用駐車場」とあった。 後ろの盛り上がりを気にしながら道なりに進むと「愛宕山古墳」の標柱があった。 お墓以外はなさそうと思いながら…
前回のつづき。 高崎駅で時間が空いたので、上信電鉄ホームの旅の味たかべんで、肉そばを食べた。 上越線のりばのホーム。左の電車通過中が4番線、右が2番線で、正面先に八高線の3番線ホームがあった。 2番線の水上行きの乗る。 4駅目の群馬総社駅で下…
前回のつづき。 観音塚古墳からは歩いて駅へ向かった。すると途中にも大きな古墳があった。 駐車場のチェーンはかかっていたが、中に入らせていただいた。 前方後円墳のようだが説明板等がないので、現地では名前もわからなかった。 ・八幡(やわた)二子塚…
10/5の日曜日、台風が近づく中での雨天だったが、前日郡山往復で使ったJR東日本の「週末パス」がフリーエリア2日間乗り放題で、エリアに東京地区も含んでいるため、翌日も結構遠くまで往復できることを「発見」し、雨天墳行した。 石室なら雨でも影響は少な…
相川考古館から車で5分くらい、両毛線の線路脇に「お富士山古墳」がある。 墳丘のふもとを桜が埋め尽くしていた。 墳丘に富士神社があり、石段で上れるようになっている。 鳥居の注連縄が真新しい。 ・お富士山古墳 前方後円墳 墳丘長125m 盾形周溝あり 5世…
大室古墳群からの続き。 古墳公園を出て真南に8kmで伊勢崎になる。 伊勢崎市は初めて訪れた。群馬県の鶴の形の「のど元」のあたりに位置する。東北自動車道と関越自動車道との中間で、南関東からは遠い所。東武鉄道の大動脈、東武伊勢崎線の終点だったが東…
大室公園の北側駐車場の目の前、広大な芝生の広場を見渡す位置にMー1号古墳がある。 子供たちが群がっていたり、中段で読書するお母さんがいたり、人を沢山寄せていた。 ・Mー1号古墳 帆立貝型前方後円墳 全長37m(周堀含む)6世紀後半 「公園整備に先立ち…
新田の歴史館で埴輪を見た後は国道17号を北上し、赤城山南麓の台地上にある大室古墳群へ。広々とした公園に100m級の前方後円墳が3基並び、その他複数の古墳も見られる。3基は、いずれも国指定史跡。前二子・中二子・後二子の順に築造されたそうだ。 早速、南…
前々回のつづく。いよいよ、東日本最大の太田天神山古墳。 山のように大きく、周溝も巨大。 周溝は、道路(県道2号、東国文化歴史街道)の北側にも残る。 その道路は、後円部裾を若干削っている。 圧倒的なボリュームだが、道路と墳丘を隔てるもの、遮るもの…