神奈川県の古墳、寺社、遺跡
6月11日の土曜日、川崎市重要歴史記念物となっている長念寺の復原工事現場特別公開に参加した。 川崎市教育委員会と長念寺の主催で事前に募集があり、この日の3回目の見学会(13時〜13時50分)の枠に入ることが出来た。 小田急線・南武線の登戸駅下車で徒歩2…
前回のつづきで、最終回。 ツアーの締め括りは、縄文時代にまで遡った。 橘樹神社から今度は台地を上へ上がっていった。 この畑の下あたりにも貝塚があったようだ。 斜面を横切る道を畑に沿って進む。ゆるやかだが左の標高が低く、右が高い。 住宅を廻りこん…
前回のつづき。 子母口の富士見台古墳から台地を下る一行。 たちばなの散歩道というコースを歩いている。 趣のある坂道は橘樹神社とは逆の能満寺へ向かう方向。 台地の縁の道を歩く。対岸の台地との間には矢上川が流れる。 矢上川を4kmほど下ったところに、…
前回のつづき。 影向寺を出て次の目的地、子母口(しぼぐち)富士見台古墳へ。 この細道のあたりは橘樹郡衙跡と影向寺との中間ぐらいだが、ここから建物跡の一部が発掘されているそうだ。橘樹郡衙の正倉跡は複数見つかっているが、郡庁はまだ。 複数ある候補…
前回のつづき。 一行は影向寺(ようごうじ)に到着。 以下はお寺にあった解説から。 多摩丘陵の台地上に位置する古刹影向寺は、南武蔵では最古の寺院である。その縁起によれば、奈良時代の天平12年(740)に聖武天皇の命により行基が開創したと伝えられる。…
前回のつづき。 伊勢山台の住宅地の中に広い芝生公園があった。 たちばな古代の丘緑地 @神奈川県川崎市高津区千年 国史跡として整備された橘樹(たちばな)郡衙跡。立派な石碑が立てられていた。 たまたま通過した3機のヘリコプター。 芝生の奥にフェンスで…
6月4日、川崎市教育委員会主催による橘樹(たちばな)官衙(役所関連施設)の跡を歩くツアーに参加した。 橘樹官衙跡は、橘樹郡衙跡(たちばなぐんが:古代武蔵国に所在した 21郡の1つである橘樹郡の役所跡)と影向寺遺跡(ようごうじ:橘樹郡衙跡西側に隣接…
前回のつづき。 加瀬台にてツアー終了後、前に来たときに休館日だった川崎市民ミュージアムを再訪することにした。 北加瀬の停留所からバスに乗って武蔵小杉駅へ。高層マンションの林の中を少し散歩して駅北口から市民ミュージアム行きのバスに乗った。 10分…
前回の、ツアーのつづき。 矢上川の河畔で観音松古墳の説明を聞いたあと、矢上橋の通りを東側へ移動、北加瀬の交差点で県道14号を渡った。 交差点の角にあった矢上湯。 渡った先の道も商店が並んでいた。右に曲った角には魅力的なやきとりの店。 そのまま住…
前回の、ツアーのつづき。 日吉公園を矢上川(やがみがわ)へ降りて、川沿いに下流へ向かう。 途中東横線の下をくぐった。 日吉矢上古墳がかつてあった日吉台は矢上川下流方向へ進むと、この東急線と綱島街道が通る場所で一旦標高が下がり、慶應大学矢上キャ…
5月28日の土曜日、表題のツアーに参加しました。 今月はじめに訪ねた加瀬台古墳群を調べていた時にツアーの情報に行き当たり、応募したら枠に入れました。 歴史ツアー「日吉台付近に前方後円墳を探る」(5月27日) | ニュース | 港北ボランティアガイド 複数…
3回前のつづき、この日(5/6)最後に訪ねた古墳。 綱島(つなしま)駅から北に丘を登った公園内にある。駅前は少し温泉街の雰囲気を残しているように感じた。 綱島公園の入口。 入口手前には綱島稲荷神社が鎮座していた。 公園案内図。古墳の記載はない。 園…
前回のつづき。 白山古墳跡を見たあとは、直線距離では1.6kmほど南にある兜塚(かぶとづか)古墳を目指した。 鶴見川を渡るので結構大回りになる。 県道14号に出たらタイミングよく南へ行くバスが来た。が途中で東にそれてしまい、栗田病院前で下車。住宅地…
前回のつづき。 夢見ヶ崎の天照皇大神社から傾斜の急な石段を降りる。 石段の途中から。夢見ヶ崎の尾根が少し伸びていた。 かつてはさらにその先に、白山古墳(はくさんこふん)があったはず。 台地上にあった全体案内図(再掲) 急階段を下りて振り返ったと…
前回のつづき。 夢見ヶ崎・加瀬山には北西端にも神社が鎮座する。 ・天照皇大神社 そして、こちらの社殿も墳丘の上に建つ。 ・加瀬台7号墳 台地上から2~3mの高さ。 拝殿正面。 振り返ると、台地下まで急な石段が続いていた。 社殿の廻りを一周した。円墳的…
前回のつづき。 夢見ヶ崎の台地上には広場や動物園とお寺や神社、そして古墳が集まっている。 こちらは了源寺の本堂。 本堂の裏手に土盛りがあった。 入れるのか入れないのか微妙な道。 公園にあった案内図によると本堂裏の庭園の築山のようになっているこち…
前回のつづき。 夢見ヶ崎の南東端まで行ったのちに、台地の西縁を北西へ向う。途中で遠望の効くベンチがあった。 展望台のある広場へ戻る。別の場所の古墳のサイズを示す杭がここにもあった。 3号墳は西側の斜面にある。 説明板。 こちらの表示は加瀬「山」…
前回のつづき。 台地上の広場では、近所の幼稚園の生徒(かなりの人数)が帰りの準備中でたいそう賑やかだった。 広場にあった気になる標柱。 説明板によれば「公園周辺に築造されていた」白山古墳と加瀬台7号墳のサイズを原寸大で示す工夫だった。 最初に見…
今週のお題「ゴールデンウィーク2016」 5/6の金曜日、休暇をいただいて新川崎の夢見ヶ崎へ古墳見学に出かけた。 はじめに武蔵小杉駅で下車し、バスで川崎市民ミュージアムへ。 常設展といくつかの美術展を見ようと思ったらなんと閉館中。GWで休館日が変わっ…
前回のつづき。 鎌倉に住んでいる知り合いに「舎利殿」を見に行くとたまたま話をしたところ、龍隠庵を勧められたのでそちらにも行ってみた。 円覚寺の境内図。緑の部分が「山」で境内全体が深く切り込んだ「谷戸」に収まっていることがわかる。舎利殿は右奥…
5月3日、北鎌倉の円覚寺へ、国宝の舎利殿の特別拝観に出かけた。 円覚寺塔頭正続院の”昭堂”で、源実朝が宋の能仁寺より請来した仏牙舎利(釈迦の歯牙)が納められている。 現地の説明板。 円覚寺の舎利殿には「佛牙舎利」と尊崇されるお釈迦様の歯牙をおまつ…
前回のつづき。 ポンプ場から一本道を降りて県道52号に合流し、2つ目の信号「当麻東原(たいまあずまはら)公園入口」で折り返すように左折。台地上に上がっていくと公園があり、園内に古墳が保存されていた。 生け垣に囲まれた円墳。立派な説明板(石碑)が…
前々回のつづき。 旧石器時代学習館から相模川とは反対側へ200mほど向かい、右折して国道129号にかかる橋を渡る手前にポンプ場があった。 正門前に、少し年季の入った説明板があった。 当麻谷原古墳群について 相模川に臨むここ谷原から塩田にかけての台地上…
前回のつづき。 旧石器時代学習館を見た後に、信号を渡って史跡・田名向原(たなむかいはら)遺跡公園へ。 はいってすぐに復元された12号墳がある。 12号墳の説明板。 谷原12号墳(復元) 平成6年3月、遺跡公園の北方約60mの地点で発掘された約1400年前の古…
前々回のつづき。 相模原のギャラリーから4kmほど南、相模川の河岸段丘の上に目指す場所がある。 いつもお世話になっている埼群古墳館さんのサイトで「相模原市」の古墳を検索すると数ヶ所が示されたので、そこを最終目的地とした。 相模原市 » 埼群古墳館 …
前回のつづき。 後藤久慶ギャラリーから鶴岡八幡宮へ戻る。 源平池の蓮。 きれいな七夕飾りがあった。 社殿参拝の前に国宝館へ立ち寄った。参道を右に入ったところにある。 行き過ぎてしまって振り返ったところ。奥で参道と交差する。すぐ先を右へ行くと国宝…
前回のつづき。 岡本太郎美術館を出て、一旦枡形山を登り、北東側の門を出てしばらく行くと、四阿があった。 ここが飯室山出城。枡形山城の前線。 周囲の林には墳丘のような盛り上がりもあった。 四阿からの眺めも十分見応えがある。 スカイツリーは肉眼でも…
前回のつづき。 根岸古墳群の探訪後に台地下に降りて、多摩警察署の南を流れる小川を渡る。 上流方向に古墳があった丘陵が見えた。 すぐに小田急線の小さな踏切を越える。 セブンイレブンの右手の丘に神社があったので立ち寄った。 短いが急な坂を上ると、天…
1月31日の土曜日、「日本木造遺産」に載っていた”船頭小屋”を見に川崎市の日本民家園を目指した。 「神奈川県の古墳散歩」を見ると周囲の古墳群も掲載されていたので一石二鳥。 神奈川の古墳散歩 作者: 相原精次,藤城憲児 出版社/メーカー: 彩流社 発売日: 2…
前回のつづき。 大塚・歳勝土遺跡を歩き回った後は、博物館の企画展を見て、講演会を聴講した。 企画展「古墳の出現」は残念ながら撮影不可だった(1/12で既に終了) 埋蔵文化財センターによる、港北ニュータウン地域の遺跡の平成26年度調査成果が、出土資料…