墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

「路面電車すごろく散歩」 鈴木さちこ著

琵琶湖クルーズからの帰り、京都駅まで京阪電気鉄道大津線に乗った。たまたま下記の本に出会って、京阪電気軌道大津線の「地下、山岳、路面を走るスーパーカー」という題でのエッセイが魅力的だったので。 本に書かれていたとおり、浜大津の駅を出ると国道16…

「印象派の水辺」 赤瀬川原平著

芥川賞作家でもある赤瀬川原平氏”選”の画集。 手に取るのに程良い大きさ、軽さ。 [新装版] 印象派の水辺 作者: 赤瀬川原平 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2014/07/08 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る モネとシスレーが多く…

「小さな城下町」 安西水丸著

村上春樹本の装画・挿画でも著名だった安西水丸氏。 2014年3月に逝去された後の6月に発行された旅のエッセイ集。 オール読み物に連載された17+書き下ろし3、計20の城下町。ちいさな城下町作者: 安西水丸出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2014/06/24メディ…

「使える失敗学」 畑村洋太郎著

東京電力福島原子力発電所における事故調査・検証委員会・元委員長である畑村氏が「失敗学の膨大な研究成果の中から、はじめて個人レベルで使えるものをまとめた」本。 著者は、成功者たちはみな「大きな失敗を的確に予防し、小さな失敗を活用して成功を手に…

「日本史の謎は地形で解ける 環境・民族編」 竹村公太郎著

旧建設省で近畿地方建設局長、河川局長などを歴任された著者による、「日本史の謎は地形でとける」3部作のひとつ。 他の本も読ませていただいたが、地形から歴史を読むこと、現地を訪れて自らが感じること・推理することを実践されていて、とても面白い。 …

「沖縄シュガーローフの戦い」(続きの後編)

前回のつづき。 著者による「はじめに」の部分です。 本書の調査をするにあたって、多くの海兵隊員と親しくなった。背の高い者も低い者も、物静かな人物とも、にぎやかな人物とも、負傷したものとも、そうでない者とも。彼らの職業もさまざまだった。億万長…

「沖縄シュガーローフの戦い」(続きの前編)

前回のつづき。 本の内容をもう少し紹介します。 米軍側がなぜ苦戦したかについては、米軍側のリーダーの作戦ミスもあるように書かれていました。 日本軍の速射砲が米軍戦車の装甲を破壊する力を持っていたこともありますが、シュガーローフヒル(安里52高地…

「Killing Ground on Okinawa  沖縄シュガーローフの戦い」 James H. Hallas著 猿渡青児訳

副題は「米海兵隊地獄の7日間」 昨年の夏にはじめて読んで、今回沖縄に行くにあたって再読した。 沖縄 シュガーローフの戦い―米海兵隊地獄の7日間 作者: ジェームス・H.ハラス,James H. Hallas,猿渡青児 出版社/メーカー: 光人社 発売日: 2007/03 メディア:…

「子どもに伝える美術解剖学 目と脳をみがく絵画教室」 布施英利著

2000年11月に「絵筆のいらない絵画教室」として紀伊國屋書店から刊行された本が、ちくま文庫になって8月(2014年)に発行された。 著者の布施英利氏は1960年生まれ、芸術・科学分野の批評家・研究者。すでに40冊以上の著書がある。 子どもに伝える美術解剖学:…

「日本の巨樹 ~1000年を生きる神秘 一生に一度は見たい巨樹の国が誇る100体」 高橋弘著

古墳に行くと神社がある、神社があると巨木がある 、というパターンがあり、大きな木に惹かれるようになって手にとった一冊。 日本の巨樹 ~1000年を生きる神秘 作者: 高橋弘 出版社/メーカー: 宝島社 発売日: 2014/08/07 メディア: 単行本 この商品を含むブ…

「古代史 謎めぐりの旅」 関裕二著

関裕二さんの著作はいくつか読ませていただいている。大胆な発想で推理小説を読むような面白さがあって思わずひき込まれてしまう。 古事記・日本書記は「勝者の歴史」であり、書かれなかったことに真実がある、ということは、なるほど!と思う。 そんな関裕…

「知られざる大英博物館 日本」 NHK「知られざる大英博物館」プロジェクト編著

図書館の書棚で知った本。 ウィリアム・ガウランド(本ではゴーランド)が、NHKスペシャルで取り上げられていたとは知らなかった。 NHKスペシャル 知られざる大英博物館 日本 作者: NHK「知られざる大英博物館」プロジェクト 出版社/メーカー: NHK出版 発売…

「東京『路地裏』ブラ歩き」 岡本哲志著

著者は法政大学デザイン工学部建築学科教授で、「ブラタモリ」に7回も案内人として出た方。写真は建築系の写真家の鈴木知之氏。なので豊富な文中の写真には、幸せそうな表情の著者本人が頻繁に写っている。 東京「路地裏」ブラ歩き 路地裏の達人が“通の楽し…

「図説 人口で見る日本史」 鬼頭宏著

昔の人口について検索したら鬼頭先生の名前が出てきたので著書を読んでみた。 鬼頭氏は上智大学経済学科教授。大学HPによると専門は日本経済史、担当科目は人口学、日本人口史、日本経済史。 とてもわかりやすく書かれた、一般向けの本でした。 [図説]人口で…

「おどろきの東京縄文人」 瀧井宏臣著

江戸東京博物館で見た、東京縄文人の復元過程が本になっていた。 著者は、元NHK社会部記者の方。 大きな文字でルビが振ってあるので小学生でも読めるようになっている。 新宿区市谷加賀町二丁目のマンション建設現場で、人骨が発見された時の様子、骨を組む…

「千葉のおきて チバを楽しむための54のおきて」

たまたま手にとって面白かった本。 千葉のおきて チバを楽しむための54のおきて 作者: ほそいあや,千葉県地位向上委員会 出版社/メーカー: 泰文堂 発売日: 2014/03/20 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 「買い物・グルメ」「学校」「生活習慣」…

大人の探検 古墳 大塚初重監修

明治大学名誉教授の大塚先生の古墳ガイド最新版。 帯には「70年研究したけどまだわからない。だから、古墳は面白い」とある。大塚先生は1926年生まれの88歳。 大人の探検 古墳 作者: 大塚初重 出版社/メーカー: 有楽出版社 発売日: 2014/06/28 メディア: 単…

「大江戸坂道探訪」 日本坂道学会会長 山野勝著

前回の本郷の坂は、下記の本に誘われて探訪した。 大江戸坂道探訪 東京の坂にひそむ謎と不思議に迫る (朝日文庫) 作者: 山野勝 出版社/メーカー: 朝日新聞出版 発売日: 2014/06/06 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る 東京駅の本屋さんの平積みで、…

産業遺産の写真集「これだけは見ておきたい日本の産業遺産図鑑」「女子的産業遺産探検」

たまたま同じタイミングで2冊の写真集を手にした。どちらもまだ読んでいる(見ている)途中だが、写真も文章も興味深く、手元に置いて時間があれば眺めている。 これだけは見ておきたい 日本の産業遺産図鑑 作者: 二村悟,小野吉彦 出版社/メーカー: 平凡社 …

「古墳の歩き方」「まりこふんの古墳ブック」まりこふん著

2冊とも この春に出版された、古墳ガイドブック。 本業は「古墳シンガー」のまりこふんさんは「古墳deコーフン」というCDアルバムも出している。 テレビや新聞、雑誌等さまざまなメディアでの著者の取り上げられ方は「気軽に古墳を楽しむ若い人としての側面…

「流域地図の作り方」 岸由二著

岸さんは、小網代の森を保全するNPO の代表の方。 http://www.koajiro.org/kyodo.html 先月のイベントでは、グループの先頭に立って案内していただき、カニとか植生とか沢山の説明を受けた。 http://massneko.hatenablog.com/entry/2014/03/16/231544 この本…

「みんなの空想地図」 今和泉隆行著

たまたま手にした本。開いたら、別の世界が広がっていた。 みんなの空想地図 作者: 今和泉隆行 出版社/メーカー: 白水社 発売日: 2013/11/02 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (8件) を見る 著者は昨年タモリ倶楽部にも出た方。放映は…

「古墳時代像を再考する」 広瀬和雄著

歴史学と考古学とが交錯する古墳時代。 その時代への視点で、今2つの問題点がある、と理解した。 1つは、研究者の思考の枠組みが「発展史観」から出られないこと。 日本書記に記載される律令制度へ「進化」していく道筋に囚われていること。 もう1つは、…

「地理と地図 そして旅」 大沼一雄著

ちょっと前に読了。少しずつ、ゆっくり読ませていただいた。 大沼先生、90歳でなお読図を教えておられるようで、凄い。 先生ご自身の、中学生時代からずっと継続されてきた日記の抜粋。兵隊としての経験もあったとは。 戦後の日本の成長と、ご自身の人生とが…

沖縄シュガーローフの戦い (本)

沖縄シュガーローフの戦い 米海兵隊地獄の7日間 ジェームズ・H・ハラス著 猿渡青児訳 Killing Ground on Okinawa The Battle for Sugar Loaf Hill James H.Hallas

前方後円墳の世界 広瀬和雄著 岩波新書

7/6に梅雨が明けた。当日のニュースを見なかったので、いつのまにか明けていたという印象。 とても暑い日が続く。古墳探訪は秋まで待ったほうがよいかも。 前方後円墳の世界 (岩波新書) 作者: 広瀬和雄 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2010/08/21 メディ…

なぜコフニストに

この1ヵ月で関東の古墳を結構回って、コフニストの一員になれたかも。が、そもそも興味を持ったきっかけを思い出してみると・・・ 4/1の龍角寺岩屋古墳が初回。古墳の隣の「房総のむら」には何度も行ったことがあるが、古墳を意識したことはなかった。 4/1…

本 古墳とヤマト政権 白石太一郎著

古墳とヤマト政権 白石太一郎著 古墳時代は飛鳥時代も含むと約450年で、平安時代の398年より長い。 同時代に文献のないこの時代、古墳の大きさや形、埋葬品で沢山のことがわかることがわかった。 ・出土する土器や鏡の形式である程度の年代がわかること ・同…

「東国の古墳と古代史」 白石太一郎著

3世紀後半から7世紀までの古墳時代400年間に起こったダイナミックな出来事を学んだ。 白石氏は元民博の館長。 古墳の分析からの仮説の立て方が面白い。(すでにその仮説は常識になりつつあるのかも知れないが) 古墳時代前期の東日本の古墳は前方後方墳で、…

戸定邸(松戸)、堀之内貝塚、市川考古博物館

遠くへの旅行もいいけど、関東の小旅行も面白い、と思っていたら、県内の旅行も楽しい、ということに気がつく。 3/10 松戸の戸定邸 堀之内貝塚と、市川市考古博物館、市川市歴史博物館に立ち寄る。 右の森の地面は、貝殻だらけ。 歴史博物館では、行徳の土地…