墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

常設展、企画展

「奈良美智がつくる茂田井武展 夢の旅人」@ちひろ美術館・東京 東京都練馬区下石神井

公益財団法人いわさきちひろ記念事業団が運営する「ちひろ美術館」は、西武新宿線上井草駅から徒歩8分ほどの閑静な住宅街にある。 1977年に開館した建物の設計は海の博物館(鳥羽市)や牧野富太郎記念館(高知市)を手掛けた内藤廣(1950~) 複数の展示室が…

遠藤利克展 ー聖性の考古学ー @埼玉県立近代美術館

”現代の日本を代表する彫刻家”である遠藤利克(1950〜)の個展は、関東では25年ぶりとのこと。 自分は以前、越後妻有トリエンナーレで2つの対照的な作品を見て強い印象を受けた。 水を閉じ込めた作品は松之山の「森の学校キョロロ」で。 massneko.hatenablog…

没後40年 幻の画家「不染鉄」展 @東京ステーションギャラリー

たまたま手に取った案内チラシにあった「山海図絵」(大正14年・木下美術館蔵)に惹かれ、久々に東京駅の美術館へ。 不染鉄(ふせん てつ:1891~1976)は、小石川の光円寺の住職・不染信翁の子として生まれたが日本画を学び、学校(現・京都市立芸術大学)…

「生誕140年 吉田博展」 @東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館 西新宿

まだ行っていない展覧会ですが、昨年に千葉市美術館で同展を見て素晴らしかったので。 明治から昭和にかけて、風景画の第一人者として活躍した吉田博(1876~1950)の回顧展が新宿で開催されています。 木版という手法で表現された、高山や海辺において光と…

旧白州邸 武相荘(ぶあいそう) 東京都町田市能ヶ谷

前回のつづき。 この日の最後に訪ねたところは、白州次郎・正子夫妻が昭和17年から暮した武相荘(ぶあいそう) 公共交通機関では、小田急線鶴川駅から鶴川街道を北に徒歩15分。 https://buaiso.com/access_guide/access.html 緑の豊かな敷地。 入口門前から…

町田市立国際版画美術館「戦争 版に刻む記憶」展 東京都町田市原町田

前回のつづき。 三輪地区の3ヶ所の横穴墓群を見た後、市立の国際版画美術館へ行ってみた。 1987年に版画専門の美術館として開館し、収蔵作品はヨーロッパ中世から現代まで、27,000点以上に及ぶそう。 町田駅から徒歩15分ほど、芹ヶ谷公園の南端にある。駐車…

静嘉堂文庫「~かおりを飾る~珠玉の香合・香炉」展 東京都世田谷区岡本

6月18日の午後、香合(こうごう)・香炉(こうろ)をテーマとした珍しい企画展を静嘉堂文庫へ見に行った。 正門は緑の濃い崖線下にある。 小川にかかる橋を渡り、ゆるやかな上り坂を進む。 坂の上の開けたところに美術館と文庫の建物が並んでいた。 こちらは…

ムットーニ・パラダイス展 @世田谷文学館・芦花公園

日曜美術館のアートシーンで紹介されていた、自動からくり人形作家・ムットーニ(本名:武藤政彦 1956~)の作品展を見に行きました。 京王線の芦花公園駅から南に徒歩5分ほど。 入場料一般800円。ぐるっとパスでは2割引。 絵画や人形パーツの展示もあります…

建築倉庫ミュージアム @天王洲アイル 東京都品川区東品川・寺田倉庫本社ビル

昨年春に開館した建築模型に特化した展示施設「建築倉庫ミュージアム」へ行ってみた。 りんかい線(又は東京モノレール)天王洲アイル駅から徒歩5分、寺田倉庫本社の一階にある。通りに面した本社受付ではなく、横から後ろへ回ったところに入口があった。 こ…

発掘された日本列島2017 @江戸東京博物館・両国

6月3日から開催中の「発掘された日本列島2017」へ行ってみた。 例年通り、江戸東京博物館の常設展の一画にコーナーが設けられている。 今年も全国各地からの、さまざまな時代の遺跡・遺物が展示されていた。 特集展示のひとつは水中遺跡。 日本の遺跡の数は4…

稲毛民間航空記念館 千葉市美浜区高浜

前回のつづき。 現在、稲毛浅間神社前から海岸線までは2.7km。その間は住宅団地になっているが、海岸沿いは稲毛海浜公園となっていて、公園内には稲毛民間航空記念館がある。 9時~17時、月曜休館。入館無料。 稲毛海岸の干潟に、明治45年から大正6年まで日…

千葉市ゆかりの家・いなげ(愛新覚羅溥傑仮寓) 千葉県千葉市稲毛区稲毛

前回のつづき。 稲毛浅間神社がある傾斜面の東端に、愛新覚羅溥傑とその妻の嵯峨浩が新婚時代の半年を過ごした家、「千葉市ゆかりの家・いなげ」があった。 千葉街道側からは参道の左脇、京成稲毛からは稲毛浅間神社の臨時駐車場の先を左に入る。 トタンの壁…

東京人7月号と、”ドボ博”

坂茂展を見にTOTOギャラリー・間へ行った際、2階の書店で雑誌を購入した。 「東京人7月号」の特集は「土木地形散歩 心躍るドボ景Best10」 江戸期からの歴史を受け継ぐ「ドボ景」が、詳しい地図や資料とともに、東京スリバチ学会の皆川典久氏、法政大学教授の…

坂茂:PROJECTS IN PROGRESS展 @TOTOギャラリー・間

現代日本を代表する建築家の一人、坂茂 - Wikipedia(ばん しげる)氏の個展を乃木坂へ見に行った。 現在世界各地で進行中の最新プロジェクトのプロセスを通して、坂氏の設計思想と取り組みが紹介される。 チラシに書かれた坂氏の言葉によると、建物現物や印…

ソール・ライター展 @Bunkamura 渋谷

土曜日の渋谷へ、写真家・ソール・ライター(Saul Leiter:1923~2013)の回顧展を見に行った。 たまたま見かけたチラシの写真に惹かれて。写真家の名は今回初めて知った。 200点ほど展示される作品の多くは、1960年代のニューヨークを写したもの。 最初はモ…

「創建1250年記念 奈良 西大寺展 叡尊と一門の名宝」@三井記念美術館

日本橋(駅は三越前)の三井記念美術館で開催中の西大寺展を見に行きました。 鎌倉中期に西大寺を再興した真言律宗の高僧・叡尊(えいそん:興正菩薩)に関連する名品展で鎌倉時代の仏像仏具などが中心となりますが、奈良時代後期にまで遡る西大寺の創建1250…

茨城県立歴史館(茨城県立水戸農業高等学校旧本館・旧水海道小学校本館) 茨城県水戸市緑町

前回のつづき。 水戸芸術館で藤森照信展を見た帰路、茨城県立歴史館へ立ち寄った。 茨城県の歴史について「公共博物館と文書館の機能を合わせ持つ施設」として、旧茨城県立水戸農業高等学校跡の敷地に1974年に開館した博物館。常設展は一般150円、駐車場無料…

ボイマンス美術館所蔵 ブリューゲル「バベルの塔」展 @東京都美術館(& 東京藝大)

ピーテル・ブリューゲル(1世)が描いた2枚のバベルの塔のうち、後の方の1568年に描かれた作品が展示の目玉。 幅75cm×天地60cmの小さな画面に、雲の上まで聳える塔が圧倒的なスケールで描かれている。 会場は撮影不可だが、最後の通路に記念撮影用拡大パネル…

藤森照信展 自然を生かした建築と路上監察 @水戸芸術館 現代美術ギャラリー

5月14日の最終日に建築史家・建築家(そして路上観察者であり、江戸東京博物館の現館長)藤森照信の展覧会へ行った。 一般800円。図録は売り切れだったが再発行が行われるようだ(今後公式サイトに案内が出るとのこと) 展示室内は撮影可となっていた。 入っ…

いちはらアート×ミックス2017 旧里見小学校 IAAES 千葉県市原市徳氏

前回のつづき。 市原湖畔美術館でカールステン・ニコライの展示を見た後、開催中の”いちはらアート×ミックス”の会場のひとつ、旧里見小学校(IAAES)へ向かった。 今回はパスポート券ではなく、個別鑑賞券で一般800円。 3年前に訪れた時には凍っていた校長室…

「カールステン・ニコライ:パララックス」展 @市原湖畔美術館 千葉県市原市不入

こちらのnot simpleさんのエントリで俄然興味を持ち、市原湖畔美術館へ行ってきました。 ottiee.hatenablog.com 「いちはらアートミックス」と同時開催の企画展で、5/14まで。 入場料は一般1000円。 カールステン・ニコライ(1965~)は、ドイツのカールマル…

中野区立歴史民俗博物館・常設展示 東京都中野区江古田

前回のつづき。 外庭で「離れ」の特別公開を見たあと、館内へ。 初めて入ったが旧石器から現代まで、当地の各時代の史料があって充実していた。 縄文時代の土器や石器のコーナー。 弥生期のコーナーでは竪穴式住居の復元模型も。沼袋駅の南側にある平和の森…

中野区立歴史民俗資料館 旧名主家(山﨑家)庭園・茶室公開 東京都中野区江古田

GW期間中(4/25~5/7)で中野区江古田にある区立歴史民俗資料館で、江戸期の旧名主家の特別公開があったので行ってみた。 西武新宿線の沼袋駅から北へ徒歩8分、新青梅街道沿いにあった。 歴史民俗資料館利用案内 | 中野区公式ホームページ 資料館には「山﨑…

藤岡市藤岡歴史館 群馬県藤岡市白石

前回のつづき。 皇子塚古墳の見学後、目の前にある藤岡歴史館を見学した。 歴史館は平成16年にオープンした施設で入館無料、休館日は年末年始のみ。84台も停められる駐車場がある。 群馬県藤岡市|文化財保護課文化財保護係 屋外に古墳時代後期(6世紀後半)…

那覇市歴史博物館 沖縄県那覇市久茂地

4/6のエントリのつづき。 首里十二支巡りに参加した後、ゆいレールで県庁前駅へ向かい、リウボウの8階の沖縄そば「みの家」で美味しい中味そば(なかみそば:トッピングが豚のモツ)をいただきいた後、4階にある那覇市歴史博物館を見学した。 入館料は一般35…

「江戸と北京ー18世紀の都市と暮らし 似てて、違って、おもしろい」展 @江戸東京博物館

2月18日から両国の江戸東京博物館で開催中の「江戸と北京」展の”ブロガー内覧会”へ参加する機会がありました(4月9日まで) 18時半に1階の企画展示室前に集合。入口前には中国伝統の花嫁衣裳をまとった等身大(?)のモンチッチが。 初めに学芸員の方から10…

特別展 高麗仏画~香りたつ装飾美 @根津美術館

東京で初開催という高麗仏画の展覧会を見に行った。 Koreaの語源ともなっている高麗は、918年に王建(太祖)が建国し、1392年まで470年余り続いた国家。 太祖は仏教を国教としたので多くの寺院が建てられ仏教文化が花開いたが、1259年には元の侵攻に遭い1356…

シャセリオー展~19世紀フランス・ロマン主義の異才 @国立西洋美術館

上野の国立西洋美術館で「シャセリオー」展を見ました。 国立西洋美術館の公式サイトなどによれば、テオドール・シャセリオー(1819~1856)は19世紀のフランスで、印象派が華ひらく前のロマン主義を代表する画家。 弱冠11歳で古典主義の重鎮・アングルに弟…

埼玉県狭山丘陵いきものふれあいの里センター 埼玉県所沢市荒幡

前々回のつづき。 荒幡富士・浅間神社のすぐ北側に「狭山丘陵いきものふれあいの里センター」があった。 入館無料・月曜休館。地形や自然観察に役立つ情報が揃っている。 荒幡富士の立体模型。 縮尺を小さくした模型も。中央のぴょこんが荒幡富士でその右下…

「屏風にあそぶ春のしつらえ~茶道具とおもてなしのうつわ」展 @泉屋博古館分館 六本木一丁目

先月のナビ派展に引き続き、”ブロガー内覧会”への参加機会をいただきました。 今回は泉屋博古館分館で開催の、江戸期の屏風絵や茶道具の展覧会。2/25から5/7までの開催で3月末に展示替えがあります。 東京:企画展紹介|泉屋博古館 住友コレクション 美術館…